井の中のとかげ都会を知らず

雑で穏やかな田舎生活

殺られる前に殺れ

おはようございます🌙

眠くて眠くて仕方ないとかげです。

なぜ眠いかって?

 

アイツと戦争をしてたんだよ!!!

Gと呼ばれるアイツだよ!!!

 

詳しく聞きたい方なんていないと思いますが、話していないと絶望的でのたうち回りそうなので記録として書かせて頂きます。

御許しを🙏🏻

 

【とかげ戦記~丑三つ時に現れたアイツ~】

 

AM2:15 目覚め

 エアコンの(ガタッっという物置で目覚めた。この時間に、なぜ就寝ではなく起床なのか。とかげは持病として寒冷アレルギーを患っており、寒い日に活動すると決まって夜間体調を崩しゴールデンタイムには寝ている。そして、深夜体勢を立て直して課題に挑むのが週間である。

 

AM2:25 発見

 洗面所から部屋に戻ると、そこに存在してはならないものを発見してしまった。こたつのテーブルに出してあった小物入れの中にアイツはいた。それだけでも腹ただしいが、小物入れに入ったぬいぐるみにへばりついていたのだ。許しがたいことをアイツはしてしまった。戦いを決意した瞬間であった。

 

AM2:30 思考

 束の間、私は不安と絶望から立ちすくんだ。この思考停止タイムが終わると、次は戦略を立てる必要がある。アイツとの戦いにおいて最も重要なことは、決して見逃してならないことだ。逃がしたら最後、私は明日の二限を睡眠に充てることになる。これを踏まえて考えた選択肢は以下の三つである。

 

選択肢1 ゴキジェットで対抗

メリット:自己解決

デメリット:アイツが暴れる可能性アリ、始末まで自らの手で行う必要がある

選択肢2 近所に住むYを呼び出す

メリット:自らの安全を確保できる

デメリット:ただの迷惑

選択肢3 朝まで休戦

メリット:無駄な体力を使う必要がない

デメリット:逃げる可能性アリ、アイツと一時的に公式的に共存することになる

 

冷静に考えて3は現実逃避である。この時点で二択に絞られた。また、この時間に呼び出し、アイツを殺せなどという横暴な手段は人間として恥ずかしい。このような経緯から選択肢1、つまりは直接対決をすることとなる。

 

AM2:33 勇気

 長々と考えていたように思われそうだが、なかなか即決であった。私は玄関においたゴキジェットを取りに走る。玄関まで五歩でたどり着いたのは、入居開始からの最高記録であった。部屋に戻りアイツの居場所を確認する。アイツは平然とそこにいた。後はもう悩まなかった。私は確かな殺意を胸にアイツにスプレー噴射した。苦しむ余地もなかったらしい。暴れまわる様子もなく硬直している。高笑いが込み上げて来そうな高揚を抑え、始末のため近づく。キッチンペーパーを5枚重ねることで掴んでいる感覚すらない。完璧な対応。そして、今日はゴミの日。「捨てる神あれば拾う神あり」とはいい言葉である。

 

AM3:25 逆襲

 決戦から約1時間が経つ。人間とは忘れる生き物だと揶揄されるが、愚かな私もその1人である。すっかりミルクティーなど飲みながらまったり見逃し配信を楽しんでいた。エアコンの(ガタッという音が静かに響く。そして人類は思い出した、アイツの存在を。壁に張り付いたアイツは先程殺ったやつではない。私は恐ろしいことに気づいたが、まずは殺した。そして、エアコンの電源を切る。

 

AM4:00 苦悩

 なぜもっと早く気が付かなかっただろうか。エアコンからの不信音は随分前からであり、壊れたがまだ使えそうだという認識であった。第一、外の気温から分かるように12月である。部屋の出入りは一日2回程度、洗濯はランドリーか部屋干し。ということは、侵入経路は限られている。私はどうしたらいいのだろうか。もうこの部屋には住むことが出来ないのか。こうなった以上エアコンのフィルター掃除を自ら行う勇気はない。

 私はアイツに勝った気がした。たった一度の戦果で浮かれていた。アイツはそんな単純な生物ではない。古来よりあのスタイルを貫いているのだ。絶望の中、Googleの検索履歴は虚しく「エアコンから虫」「エアコン 掃除」「バルサン アパート用」と続く。

 私に勝機はあるのだろうか。先の見えない不安が頭から離れず。現在AM5:00をまわった。明日の二限の出席すら不安である。もう眠れない。

 

 

 

今夜戦いの火蓋が切って落とされた。

 

 

 

皆様はよい一日を🤖